損益分岐点

損益分岐点とは、売上の額と費用の額が等しくなる売上高のことです。

ITパスポートでは「損益分岐点」について頻繁に出題されます。

ITパスポートで出題される「損益分岐点」については、計算を求められる問題が出題されるので、ある程度はこの計算に慣れておくことがおすすめです。

損益分岐点の計算方法

損益分岐の計算方法について解説します。

損益分岐の計算は、まず売上の直線を求めて、その後費用の直線を求めてから連立方程式を解く形で求められます。

売上の直線を求める

最初に「売上の直線」を表す方程式を求めます。売上の直線を示す方程式は以下用に表されます。

y = ax + b

 

ここでは、aは傾き、bは切片を示します。傾きaは「商品の値段」、切片(せっぺん)bは0円です。商品が1つ売れるごとに売上y画像化するため、傾きaが商品の値段となります。切片はすでに売れている商品の個数となりますが、計算する上ですでに売れている個数をあらかじめ指定されているということはないため、0で計算します。

 

費用の直線を求める

次に「費用の直線」を表す方程式を求めます。

y = a'x + b'

ここでa’(エーダッシュ)は「変動費」、b’(ビーダッシュ)は「固定費」となります。

売上と費用の連立方程式を解く

先ほど示した以下の2式の連立方程式を解きます。

y = ax + b
y = a'x + b'

上段のy = ax + bに下段のy = a’x + b’を代入して式を整えます。

ax + b = a'x + b'

この連立方程式を解くことで損益分岐を求めることができます。

財務諸表

財務諸表は、ステークホルダに対して経営成績を報告するための書類です。

財務諸表は以下の3つの書類のことを指します。

  • 貸借対照表
  • 損益計算書
  • キャッシュフロー計算書

貸借対照表

貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)は、企業の資産、負債、純利益を確認することができる資料です。英語で「バランスシート(Balance Sheet:B/S)」といいます。

損益計算書

損益計算書は、企業の利益が書かれている書類です。

キャッシュフロー計算書

キャッシュフロー計算書は、企業の一定期間の現金収支を明らかにした書類です。キャッシュは「現金」、フローは「流入、流出」を意味します。

 

 

5つの会計用語

損益分岐を理解するために、まずは以下の会計用語について説明します。

  • 売上
  • 費用
  • 変動費
  • 固定費
  • 利益

ITパスポート試験では、これらの用語が問題文や選択の中で頻繁に登場するためしっかり覚えておきましょう。

売上

商品やサービスを販売して企業が得た金額のことを「売上」といいます。

費用

商品やサービスを売るために必要になる金額のことを「費用」といいます。

変動費

商品の販売数に比例して増える費用のことを「変動費」といいます。例えば材料費などが変動費に分類されます。

固定費

商品の販売数に関係なく必ず発生する費用を「固定費」といいます。オフィスの賃料や会社の従業員の賃料は固定費に分類されます。

利益

売上から費用を差し引いた金額を「利益」といいます。