基本情報技術者試験の重要用語を、分野ごとの確認用チェックリストにまとめています。試験直前の見直しに使い、理解があいまいな項目は各トピックのレッスンとテストで確認してください。
テクノロジ系
基礎理論(数値の表現)(関連トピック:1-1. 基礎理論)
- 有限小数:小数部の桁数に限りがある小数。無限小数:小数部の桁数に限りがない小数
基礎理論(論理回路・AI)(関連トピック:1-1. 基礎理論/2-6. ハードウェア)
- 半加算器は論理積(AND)と排他的論理和(XOR)で構成する。全加算器は2つの入力に加えて下位からの桁上がりも加算する
- 試験で出題される式の表記は後置記法(逆ポーランド表記法)。中置記法・前置記法は出題されない
- 機械学習:人間の学習能力をコンピュータ上で再現する技術。教師あり学習は入力データと正解データを、教師なし学習は入力データだけを与える
- ニューラルネットワーク:人間の神経細胞が信号をやり取りする仕組みを模したモデル。活性化関数は次のニューロンに渡す値を出力する。ディープラーニングはニューラルネットワークを多層にした機械学習
- 生成AI:テキスト、音声、静止画、動画などを新たに生成するAI。プロンプトエンジニアリングは生成AIへの指示(プロンプト)を最適化すること
- ディープフェイク:本物と見分けがつかない偽の音声や動画を作る手法。ハルシネーション:誤った情報をもっともらしく生成する現象
- 基盤モデル:膨大なデータで事前学習した汎用モデル。ファインチューニング:基盤モデルに追加学習を行うこと
アルゴリズムとプログラミング(関連トピック:1-2. アルゴリズムとプログラミング)
- スタックは最後に格納したデータを最初に、キューは最初に格納したデータを最初に取り出す
- 2次元配列の要素は「配列名[行番号, 列番号]」で表す。配列は参照・更新が速く、連結リストは挿入・削除が速い
- 2分探索木では「左の子 < 親 < 右の子」が成り立つ
- クイックソート:基準値を選び、それより小さい値のグループと大きい値のグループに分割していく
- ハッシュ法:ハッシュ値で格納場所を決める。欠点は衝突が起こり得ること
- 2分探索法:データをあらかじめ整列しておき、2つに分けながら探索する
- 再帰呼出し:関数の中で自分自身を呼び出す。総和・剰余・階乗を求める処理が例として出題される
- 計算量(オーダー):ハッシュ法 O(1)、2分探索法 O(log n)、線形探索法 O(n)、クイックソート O(n log n)
- 再帰的(リカーシブ):実行中に自分自身を呼び出せる性質。再入可能(リエントラント):複数のプログラムから同時に呼び出されても正しく動作する性質
- JavaアプレットはサーバからダウンロードしてクライアントのWebブラウザ上で実行され、Javaサーブレットはサーバ上で実行されて動的なWebページを作る
- HTMLはWebページの論理構造や文字要素を記述するマークアップ言語でタグの使い方が決まっている。XMLは利用者がタグを任意に定義できる
- CSSは文字の大きさ・色・行間などのデザインを指定する。AjaxはJavaScriptの非同期通信で、画面遷移なしに動的な画面を実現する
コンピュータ構成要素(関連トピック:2-3. コンピュータ構成要素)
- CPUの性能はクロック周波数、MIPS、コア数などで評価する
- 1秒間に実行できる命令数=クロック周波数÷1命令の実行に必要なクロック数。MIPS=1秒÷平均命令実行時間×10-6
- プログラムカウンタ(プログラムレジスタ)は次の命令のアドレスを、命令レジスタは命令を、汎用レジスタはデータを格納する
- 割込みが起こると、プログラムカウンタのアドレスを退避して割込み処理の命令アドレスをセットし、完了後に退避したアドレスへ戻して処理を再開する
- 内部割込みの例はゼロ除算、外部割込みの例はインターバルタイマによる割込み
- キャッシュメモリ:CPUと主記憶装置の間の高速な記憶装置。必要なデータがキャッシュにある確率をヒット率という
- 実効アクセス時間=キャッシュメモリのアクセス時間×ヒット率+主記憶装置のアクセス時間×(1−ヒット率)
- メモリインターリーブ:主記憶装置を複数のバンクに分け、並列にアクセスして高速化する
- ライトスルー方式はキャッシュと主記憶の両方に書き込み、ライトバック方式はキャッシュだけに書き込んでデータが追い出されるときに主記憶へ書き込む
- 入出力インタフェースは有線と無線に分かれ、有線はシリアルとパラレルがある(現在の主流はシリアル)。USB 3.0の最大転送速度は5Gbps
- デイジーチェーン接続:周辺機器を数珠つなぎに接続する。デバイスドライバは周辺機器を制御するソフトウェア
- dpiは1インチあたりのドット数、ポイントは文字の大きさの単位。3Dプリンターは熱溶解積層方式などで立体物を造形する
システム構成要素(関連トピック:2-4. システム構成要素)
- Webシステム:業務処理はサーバ側で行い、クライアント側のWebブラウザはHTMLに従って結果を表示する
- デュプレックスシステムは1台が故障すると待機系が引き継ぎ、デュアルシステムは2台で同じ処理をして結果を照合する。ホットスタンバイは待機系へ速やかに切り替える
- フォールトトレラント:一部が故障しても必要な機能を維持する。フールプルーフ:誤操作をしても異常が起きないようにする設計
- ストライピング(RAID 0)は分散書込みで高速化、ミラーリング(RAID 1)は同じデータを複数のディスクに書き込んで信頼性を高める
- スループットは単位時間あたりの処理量、ターンアラウンドタイムは入力から出力までの全工程の時間、レスポンスタイムは処理にかかる時間
- ベンチマークテスト:標準的なプログラムやデータで処理性能を測定する。スケールアウトは台数を増やし、スケールアップは個々の性能を上げる
- MTBF=稼働時間の合計÷故障回数(信頼性の指標、予防保守で長くなる)。MTTR=故障時間の合計÷故障回数(保守性の指標)
- 稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)。直列は各装置の稼働率の積、並列は 1−(1−A)×(1−B)。多重化は部分ごとに計算してから全体を求める
ソフトウェア(関連トピック:2-5. ソフトウェア)
- スプーリング:CPUと低速な入出力装置の間のデータ転送を高速な補助記憶装置に仲介させる。バッファは速度の異なる2つの装置の差を緩和する
- ジョブは人間がコンピュータに出す命令、タスクはOSがCPUに出す命令。マルチタスクはタスクを頻繁に切り替えて同時実行のように見せる
- タスクの状態は実行可能・実行・待ちの3つ。ディスパッチは実行可能状態のタスクにCPUを割り当てて実行状態にすること
- プリエンプティブはOSがCPUの使用権を管理し、優先度の高いタスクが来ると実行中のタスクを実行可能状態に戻す。ノンプリエンプティブは切り替えない。ラウンドロビンは一定時間ごとに切り替える
- ページングは仮想記憶と実記憶を固定長の領域に区切って対応づける。ページフォールトは実記憶にないページへのアクセス時の割込み
- 仮想記憶へのアクセス→ページテーブル参照→ページフォールト→置き換えるページの決定→ページアウト→ページイン。LRUは最後に参照されてから最も長い時間が経ったページを置き換える
- スラッシング:ページアウトとページインが頻発し処理効率が落ちること
- ルートディレクトリは最上位、カレントディレクトリは現在作業中の階層。絶対パスはルート、相対パスはカレントを基点とする
- フルバックアップは全データ、差分はフル以降の追加分、増分は前回のバックアップ以降の追加分を保存する
- コンパイラはソースコードをオブジェクトコードに変換する。手順は字句解析→構文解析→意味解析→最適化→コード生成
- リンカはオブジェクトコードにライブラリなどを加えて実行可能なプログラムを作る。インタプリタは1文ずつ解釈しながら実行する
- ソースコード解析ツールは静的テストツール。EclipseはOSSの統合開発環境。コピーレフトは派生物にも元と同じ配布条件を適用すること
ハードウェア(関連トピック:2-6. ハードウェア)
- DRAMはコンデンサを利用し、SRAMより大容量で安価だがリフレッシュが必要。SRAMはフリップフロップ回路を利用し、リフレッシュは不要
- フラッシュメモリはブロック単位で電気的にデータを消去する。フリップフロップ回路は2つの安定状態をもつ順序回路
- チャタリング:機械式スイッチの切替え時に、短時間に意図しないオン/オフが繰り返される現象
ユーザーインタフェースと情報メディア(関連トピック:3-7. ユーザーインタフェース/3-8. 情報メディア)
- ラジオボタンは互いに排他的な選択項目から1つを選ぶときに使う
- ユーザビリティ:利用者がストレスなく目標を達成できるか。インタビュー法は満足度の評価に用いる
- 論理チェック:入力データが論理的に正しいかを検査する
- マクロ機能は定型作業の操作数を減らし、ショートカットキーは頻繁な操作を効率化する
- アウトラインフォントは文字を任意の倍率に拡大して表示する場合に適する
- クリッピング:ウィンドウの外側を除去し、内側の見える部分だけを取り出す処理
- H.264/MPEG-4 AVCはワンセグ放送で使われている動画圧縮技術
データベース(関連トピック:3-9. データベース)
- 関係データベースはデータを2次元の表で管理する。主キーは重複もNULLも許されない。外部キーで参照一貫性を保つ
- E-R図はエンティティ(実体)とリレーションシップ(関連)でデータの関係を表す設計図
- 関数従属:ある属性の値が決まると他の属性の値も一意に決まること。正規化はすべての関数従属が主キーから出るまで表を分割する
- 選択は特定の行、射影は特定の列を取り出す。結合は複数の表を1つにする
- SELECT文:SELECTの後に列名(複数はコンマ区切り、全列は*)、FROMの後に表名、行の条件はWHERE句
- 表の結合はFROMに表名をコンマ区切りで並べ、WHEREで紐づける列を指定する。自然結合は同じ名前の列をもとに紐づける
- GROUP BY句でグループ化、HAVING句でグループ化後の条件指定、ORDER BY句で並べ替え、AS句で列に別名を付ける
- 実表を変更するとビューも変わり、ビューを変更すると実表も変わる。インデックスは検索を高速化する
- ストアドプロシージャ:複数の命令をまとめてDBMSに保存したもの
- 原子性:トランザクション内の処理が「すべて実行」か「すべて取消し」のどちらかになること
- ロールバックは更新前ログで、ロールフォワードはバックアップファイルと更新後ログで復元する
- 排他制御はデータの一貫性を保つ。ロックの両立性は複数トランザクションが共有ロックを同時にかけられる特性、ロックの粒度はロック対象の単位
ネットワーク(関連トピック:3-10. ネットワーク)
- 伝送効率(%)=伝送速度÷回線速度×100。伝送時間=データ量÷伝送速度
- パケットはデータを小分けにしてヘッダーを付けた単位。ビット誤りは転送中に0と1が入れ替わること
- パリティチェックは誤りの検出が目的。CRC方式は決められた多項式で割った余りをチェックデータとしてビット誤りを検出する
- ポート番号は通信相手のアプリケーションを識別する。MACアドレスはベンダーIDと固有製造番号で構成される
- ネットワークアドレスはホスト部がすべて0、ブロードキャストアドレスはホスト部がすべて1で、どちらもホストには割り当てられない
- IPv4は32ビット。IPv6は128ビットで、16ビットごとにコロンで区切って16進数で表し、IPアドレスの枯渇を回避できる
- NATはプライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換し、NAPTは複数の端末が1つのグローバルIPアドレスでインターネットに接続する
- DHCPはIPアドレスを動的に割り当てる。DNSはドメイン名をIPアドレスに変換する
- リピータは物理層で信号を増幅・整形する。ブリッジとレイヤー2スイッチはデータリンク層でMACアドレスを見て中継する
- ルーターはネットワーク層でIPアドレスを見て経路選択する。レイヤー3スイッチはレイヤー2スイッチにルーティング機能を加えた装置
- NTPは時刻を合わせるプロトコル。MIMEは電子メールでさまざまな形式のデータを送る規格、S/MIMEは電子メールを暗号化する規格
セキュリティ(関連トピック:3-11. セキュリティ)
- 脅威は人的・技術的・物理的の3つに分類される。ソーシャルエンジニアリングは人間の心理的な隙を突く(システム管理者を装ってパスワードを聞き出すなど)
- 不正のトライアングル:機会・動機・正当化
- ポートスキャンは攻撃できそうなサービスの事前調査。ブルートフォース攻撃は全組合せ、辞書攻撃は辞書の単語、パスワードリスト攻撃は他サービスから入手したIDとパスワードの一覧を試す
- ボットは遠隔からの指令で動作し、スパイウェアは気付かれないように情報を収集し、ランサムウェアは身代金を要求し、キーロガーはキー入力を記録する
- ドライブバイダウンロードはサイトを閲覧しただけでマルウェアをダウンロードさせる。SEOポイズニングは悪意のあるサイトを検索上位に表示させる
- DNSキャッシュポイズニングはDNSサーバのキャッシュを書き換える。SQLインジェクションは不正なSQLを実行させる。クロスサイトスクリプティングはスクリプトを埋め込んでcookieなどを盗む
- 共通鍵暗号方式は暗号化と復号で同じ鍵を使い高速(AESなど)。公開鍵暗号方式は受信者の公開鍵で暗号化し受信者の秘密鍵で復号し低速(RSA、楕円曲線暗号など)
- ハイブリッド暗号方式:共通鍵を公開鍵暗号方式で送り、データは共通鍵暗号方式で暗号化・復号する
- SHA-256は256ビットのダイジェストを出力するハッシュ関数。デジタル署名はダイジェストを送信者の秘密鍵で暗号化し、送信者の公開鍵で復号して、なりすましや改ざんを検知する
- 認証局は利用者やサーバの公開鍵を証明するデジタル証明書を発行する
- リスクマネジメント:リスク特定→リスク分析→リスク評価→リスク対応。対応は回避・低減・共有(移転)・保有
- 機密性は認められた人だけがアクセスできること、完全性は改ざんされていないこと、可用性は必要なときに利用できること
- ファイアウォール、WAF(Webアプリケーションの脆弱性を狙う攻撃から守る)、DMZ(外部と社内の両方から隔離された領域)、SSL/TLS(通信の暗号化)
- BYODは私物端末の業務利用、MDMは業務用スマートフォンの一元管理。ペネトレーションテストは実際に攻撃して侵入を試みる
- セキュアブートは起動時にOSのデジタル署名を検証する。CAPTCHAは人間による操作かを確かめる。ハードディスク廃棄時はランダムなデータで複数回上書きする
- バイオメトリクス認証では本人拒否率と他人受入率の双方を勘案して調整する。2要素認証は記憶・所有物・生体情報のうち2つの要素で本人確認する
システム開発技術(関連トピック:4-12. システム開発技術)
- システム要件定義は開発プロセスの最初の工程。DFDの「○」はプロセス
- ソフトウェア方式設計は決定したソフトウェア要件をどう実現するかを決める。データ中心アプローチはデータ構造に着目する
- モジュール結合度が最も弱いのはデータ結合。外部設計はユーザーから見える部分、内部設計は見えない部分の設計
- オブジェクト指向:クラスの定義からオブジェクト(インスタンス)を生成する。継承は親クラスのデータやメソッドを子クラスが引き継ぐこと
- カプセル化はデータとメソッドを1つにし、データを外部から隠蔽すること。多相性は同じ操作で異なる動作ができること
- オブジェクト図はオブジェクト間の関係、シーケンス図は相互作用を時系列で表す。クラス図の汎化は白抜きの三角の矢印
- 単体テストはプログラムの誤り、結合テストはインタフェース、システムテストはシステム要件、運用テストは本番環境で業務要件を検証する
- リグレッションテストは変更が他の箇所に影響していないかを確認する。ホワイトボックステストは内部構造に着目し、ブラックボックステストは着目しない
- スタブは下位モジュールの代替でトップダウンテストに、ドライバは上位モジュールの代替でボトムアップテストに必要
ソフトウェア開発管理技術(関連トピック:4-13. ソフトウェア開発管理技術)
- スクラムのイベント:スプリントプランニング(開始時)、デイリースクラム(毎日)、スプリントレビュー(終了時)、レトロスペクティブ(スプリントレビューの後)
- ローコード開発はほとんど、ノーコード開発は一切ソースコードを書かない
- リバースエンジニアリングは既存ソフトウェアを解析して仕様や構造を明らかにする。ペアプログラミングは2人で1台のパソコンを使って開発する
- リファクタリングは外部仕様を変えずに内部構造を変更する。ソフトウェア構成管理の主な対象は文書とプログラムのバージョン
マネジメント系
プロジェクトマネジメント(関連トピック:5-14. プロジェクトマネジメント)
- プロジェクトの特徴は有期性と独自性。ステークホルダはプロジェクトと利害関係にある人
- スコープマネジメントは目的や範囲を明確にする。WBSの目的は作業を管理可能な大きさに細分化すること
- 開発工数=開発規模÷生産性。開発期間=開発工数÷要員数。工数配分比率は各工程に必要な工数の割合
- トレンドチャートは作業の進捗と予算の消費を関連付けた折れ線グラフ。アローダイアグラムは作業の流れを矢印で表し、PERTはこれを使った分析手法
- 依存関係:終了−開始、終了−終了、開始−開始、開始−終了の4種類
- クリティカルパスは最も時間のかかる経路。クラッシングは資源を追加して所要期間を短縮する
- リスク対応:回避(取らない)、移転(他人に取ってもらう)、低減(減らす)、保有(受け入れる)
サービスマネジメントとシステム監査(関連トピック:6-15. サービスマネジメント/6-16. システム監査)
- PDCAはPが計画、Dが実行、Cが評価、Aが改善
- 一斉移行方式はトラブルの影響が大きい。可用性の問題では稼働率の計算が出題される
- 既知の誤り:根本原因が特定されているか、回避策が存在している問題。ローカルサービスデスクは利用者の居住地域ごとに設置する
- サージ保護デバイスは落雷による過電圧から守り、UPS(無停電電源装置)は一時的に電力を供給する
- 安全性の検証項目はアクセス管理機能
- 監査のヒアリングで得た情報は、裏付けとなる文書や記録で確認する。監査結果は監査依頼人に報告する
- 監査人は独立した第三者であり、自ら改善はしない
- コーポレートガバナンスはステークホルダが企業活動を監視すること。職務分掌は役割と権限を明確にすること。内部統制の責任者は経営者
ストラテジ系
システム戦略(関連トピック:7-17. システム戦略)
- エンタープライズアーキテクチャ:業務と情報システムをビジネス・データ・アプリケーション・テクノロジの4体系で分析し、全体最適化の観点から見直す
- RPAは定型的な事務作業をソフトウェアで自動化し、BPOは業務プロセス自体を他社に委託する。ワークフローシステムは紙の書類を電子化して決裁申請を効率化する
- オンプレミスは自社敷地内に自社サーバ、ハウジングは他社敷地内に自社サーバ、ホスティングは所在が明確な他社サーバを利用、クラウドは所在が明確でない他社サーバを利用
- IaaSはハードウェアなどの基盤、PaaSはプラットフォーム、SaaSはソフトウェアをインターネット上で提供する
- SOAはサービスを組み合わせてシステムを構築する。BIは社内外のデータを分析して意思決定に役立てる
- ビッグデータの特徴は量が多い・多種多様・更新が速い。データマイニングは膨大なデータから有益な情報を見つける。デジタルディバイドはデジタルリテラシーの違いによる格差
システム企画(関連トピック:7-18. システム企画)
- 構想の立案では経営上のニーズを、計画の立案では投資効果を明確にする
- ROI=利益額÷投資額。ITポートフォリオは投資対象をリスクと投資価値で分類する
- 要件定義プロセスでは利害関係者のニーズを識別する。非機能要件の定義では開発基準・標準の作成も行う
- 調達の順序:RFIの発行→RFPの発行→調達先の選定→契約締結
- CSR調達は環境や人権などへの配慮を調達基準として示す。グリーン調達は環境負荷の小さい製品を環境負荷低減に努める事業者から優先して購入する
- グリーン購入は国や地方公共団体などが環境配慮製品を選ぶこと。カーボンフットプリントはライフサイクル全体の温室効果ガス排出量をCO2に換算して表示する
経営戦略マネジメント(関連トピック:8-19. 経営戦略マネジメント)
- SWOT分析は強み・弱み・機会・脅威の4つに分類する。ベンチマーキングは先進企業と比較して自社を把握する
- PPMは縦軸が市場成長率、横軸が市場占有率(相対的市場シェア)。規模の経済は生産量が増えるほど1個あたりのコストが下がること。シナジー効果は複数の製品をまとめることで生じる効果
- 製品ライフサイクル:導入期(認知度を高める)→成長期(競合が増える)→成熟期(コストダウンが重要)→衰退期(撤退を考える)
- コアコンピタンスは他社が真似できないノウハウや技術。リーダーは全方位、チャレンジャーは差別化、フォロワーは模倣、ニッチャーは特定化戦略
- アーリーアダプターは他の消費者に大きな影響を与える層。バリューチェーン分析は事業活動を主活動と支援活動に分ける
- バランススコアカードの4視点:財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長
- 4PはProduct・Price・Place・Promotion、4CはCustomer Value・Cost・Convenience・Communication
- コストプラス価格決定法は「製造原価+マージン」で価格を決める
- ERPは経営資源、CRMは顧客情報、SFAは営業ノウハウ、SCMは社外も含めた製品情報を一元管理する。CRMの目的は顧客ロイヤリティと顧客生涯価値の最大化
- ナレッジマネジメントは知識を共有化して企業全体の問題解決力を高める
ビジネスインダストリ(関連トピック:8-21. ビジネスインダストリ)
- スマートグリッドは電力の需給量を最適化する次世代電力網。スマートメーターの目的は電力消費量の可視化、自動検針、電力需要制御
- HEMSは家庭の電力の可視化と制御を行う。ID-POSデータを用いると購入履歴を確認できる
- かんばん方式は必要な物を必要なときに必要な量だけ生産する。セル生産方式は多品種で柔軟な生産に向く。MRPは生産計画から必要な資材の量を求める
- GtoBの例は電子調達や電子入札。OtoOは仮想店舗と実店舗の間の販売促進。逆オークションは買い手の希望価格に対し最も安い売り手が落札する
- ICタグ(RFIDタグ)は汚れに強く、梱包の外から読める。ロングテールはあまり売れない商品でも種類が多ければ大きな売上になること
- EDIは商取引のデータを規約に基づいて交換すること。CGMは一般消費者が情報を発信するメディア(ブログやSNSなど)。シェアリングエコノミーは遊休資産の共有
- IoTの構成要素はIoTデバイスとIoTサーバ。エッジコンピューティングはIoT機器の近くにサーバを置いてリアルタイム性を高める
企業活動(関連トピック:9-22. 企業活動)
- 職能別組織は機能ごと、事業部制組織は製品・顧客・地域別などで利益責任をもつ単位、マトリックス組織は職能部門と事業部門の両方に所属、プロジェクト組織は一定期間だけ結成、カンパニー制は事業部を独立会社とみなす
- CEOは経営の最高責任者、CIOは情報システムを統括する最高責任者。OJTは実際の業務を通じた教育、Off-JTは仕事を離れた教育
- ワークシェアリングは仕事配分の見直しによる雇用確保。DE&Iは多様性・公平性・包括性を重視する取組み
- ABC分析はデータを重要度に応じて3つにランク付けする。散布図は2種類のデータの相関(正・負・なし)を表す。回帰分析は過去から将来を予測する。特性要因図は原因から問題への矢印で表す
- 利益=売上−変動費−固定費。変動費率=変動費÷売上。損益分岐点は売上と費用が等しくなる売上高
- 貸借対照表はある時点の資産・負債・純資産を示し、資本金は純資産に分類される
- 売上総利益=売上高−売上原価、営業利益=売上総利益−販売費及び一般管理費、経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用、当期純利益=すべての収益−すべての費用
- キャッシュフロー計算書は営業活動・投資活動・財務活動の3つに分けて計算する。商品の販売収入や仕入れの支出は営業活動
- 先入先出法は先に仕入れた商品から先に売ったとみなす。減価償却費は定額法が(取得価額−残存価額)÷耐用年数、定率法が帳簿価額(初年度は取得価額)×償却率
法務(関連トピック:9-23. 法務)
- 著作権は著作物を創作した時点で自動的に発生する(申請不要)。ソースプログラムとオブジェクトプログラムは保護され、プログラム言語・アルゴリズム・プロトコルは保護されない
- 産業財産権は特許権・実用新案権・意匠権・商標権の4つ。特許権は自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度なもの、商標権は商品を区別するマークを保護する
- 営業秘密の3条件:秘密管理性・有用性・非公知性
- サイバーセキュリティ基本法はすべての組織と国民が対象。刑法にはコンピュータウイルスを作成する行為の処罰も含まれる
- なりすましによるアクセスは他人のIDとパスワードを使った不正アクセス
- 個人情報の例:氏名と住所、社員名と役職、個人を識別できる身体的特徴(映像や音声)。オプトインは利用の許可、オプトアウトは利用の拒否
- 労働者派遣では派遣先が労働者に指示でき、請負では発注者は請負会社の社員に指示できない
- プログラムの著作権は、雇用契約では雇用主、労働者派遣では派遣先、請負契約では請負会社に帰属する