集中処理と分散処理

基本情報技術者試験(FE)における「集中処理」と「分散処理」は、システム全体の構成(アーキテクチャ)を問う定番の重要テーマです。

  • 集中処理(Centralized Processing)
    • 意味:1台の巨大な大型コンピュータ(汎用コンピュータ・メインフレームなど)に、すべてのデータと処理能力を1箇所に集めてシステム全体を動かす方式。
    • 特徴:昔の銀行システムなどで主流でした。管理が1箇所で済むため統制が取りやすい反面、そのコンピュータが故障するとシステム全体が停止します。

  • 分散処理(Distributed Processing)
    • 意味:ネットワークで結ばれた複数のコンピュータ(PCやサーバ)に、データや処理を役割分担させて分散し、協力してシステムを動かす方式。
    • 特徴:現在のWebシステムや企業システムの主流です。

 

分散処理システムの形態(試験でよく出る分類)

分散処理のなかでも、どのように仕事を分担するかによって以下の形態があります。
  • クライアントサーバシステム
    サービスを要求する側(クライアント:PCやスマホ)と、処理やデータを提供する側(サーバ)に役割を分けて協調動作する方式。
  • ピアツーピア(P2P / Peer to Peer)
    サーバとクライアントという上下関係を決めず、参加しているすべてのコンピュータ(ピア)同士が対等に直接通信し、ファイルを共有したり処理を行ったりする方式。